令和7年7月29日更新
第73回浅海増殖研究発表全国大会開催
浅海増殖研究中央協議会(前川行幸会長)と全海苔連(田沼政男会長)は兵庫県神戸市のハーバーホールで「第73回浅海増殖研究発表全国大会」を開催した。266名が神戸に集まり、5題の研究発表がおこなわれた。
最優秀研究団体賞(農林水産大臣賞)は、「漁業と地域の連携で築く持続的な未来~サスティナブルな経営と地域共生の実践~」(兵庫県・神戸市漁業協同組合研究会・若林良)が受賞。優秀研究団体賞(水産庁長官賞)(発表順)は、「生産性向上を目指した目合いの多い網の導入試験」(千葉県浅海増殖研究連合会新木更津市漁業協同組合所属・山口雄也)、「運命の舵を切れ~ノリ養殖の転換期に生きる~」(佐賀県有明海漁業協同組合東与賀町支所・田中慎弥)が受賞した。
今大会の特別講演は吉備国際大学客員教授の反田實先生による「豊かな海の実現に向けて~取り組みの経緯と今後~」。豊かな瀬戸内海作りに向けた取り組みや、栄養塩管理等々についての講演となった。
愛知県産焼きのり配布会開催
三河海苔問屋協同組合(永井秀典理事長)は4月29日、豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)で「愛知県産焼きのりの配布会」をおこなった。
昨年より100袋分多い1,600袋の「焼きのり全型5枚入り」を無料配布。合わせて「手まきごはん」というノリの簡単な使用方や、料理研究家・栗原はるみ氏のノリを使用したレシピブックも配られた。また、今回は「海苔で健康推進委員会」(白羽一議長)から公式キャラクター「ピノリ」が参加し、例年に増してにぎわった。
全海苔連直販会を開催
全海苔連(田沼政男会長)は千葉県市川市の同連本所で、恒例のノリ直販会を開催した。近隣住民を中心にノリ消費拡大の啓蒙活動の一環として年に数回開催している。以前よりおこなってきた啓蒙活動の成果もありリピート客、近隣住民が中心となり多数の来店。
第44回海苔テイスティングコンテスト開催
大森本場乾海苔問屋協同組合(古市尚久理事長)は5月17日に、「第44回海苔テイスティングコンテスト」を開催した。当日は同組合員はじめ漁業者や系統団体職員などが多数参加し、産地当てコンテストと、うまい海苔コンテストが開かれた。 同コンテストには大田区長の鈴木晶雅氏も参加。「大田区の特産品として、世界に向けノリをアピールしていこう」とあいさつした。産地当てコンテストでは全6問すべてで正解したものが4名。うまい海苔コンテストでは全国10地区から選ばれたノリの中で、最優秀賞は千葉県金田の重特(生産・石渡誠氏)。また、当日は富山大学経済学部の日隈美朱助教による講義もあり、テーマは「海苔業界における共販の現状と課題~生産者アンケートから見る実態~」。
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